埼玉県社会福祉協議会は、広い範囲で県民が生きる喜びを感じることができるようにサポートしている団体です。
こういってしまうとあいまいかもしれませんが、実際に取り組んでいる活動においても非常に幅広く、子供向けから老人向けのものまでいろいろあります。
実際の活動としては、主に福祉ボランティアなどを中心としています。
一言でボランティアといっても、実際に要介護者のもとに向かってボランティアで支援をする活動もあれば、児童や青少年がボランティアを体験するイベントなど、ボランティアをより広めていくための活動をしていたりと、その分野はひとつにとどまりません。
また同団体では「ふれあい電話」という相談窓口を設置し、上尾市に住む一人暮らしの高齢者が、悩みや希望などの相談ができる場を設けるという活動にも取り組んでいます。
高齢者の方が陸の孤島に漂流しているような状態になってしまわないように、きめ細やかな支援をすることで高齢者自身の役に立つこともできますし、またこうした活動が世間に広く知られることで、高齢者の生活に関する市民の意識向上にも役立てることができるという利点もあるようです。
日本は海外と比較すると、まだボランティアが地域に根付いていない面が強く、どこか他人ごとのようになっているうような節があります。
しかし最近では日本のボランティア活動も盛んになってきており、いろいろなイベントが行われているとき、すべてボランティアの人たちが集まって開催している、ということも少なくありません。
埼玉県社会福祉協議会の活動は、こうしたボランティアへの意識を高めるということにも、大きな役割を果たしています。
実際にボランティアをより広めるためのPRも盛んに行っており、ホームページではボランティアについての詳しい解説をしているほか、具体的な活動内容を紹介し、ボランティアを集うなどといったことも行っており、その効果もあって埼玉県ではNPOなどの団体がどんどん積極的な動きを見せています。
こうした埼玉県社会福祉協議会の活動や地域ボランティアについてまとめた小冊子もありますので、福祉についての理解を深めたいとうい方や、具体的な活動内容について知りたいという方は、ぜひ目を通してみることをおすすめします。
こうした活動を通して、県民がより地域密着を意識するようになったり、高齢者への労りの気持ちを持ってくれれば、活動の意味が多いにあるといえるでしょう。